バイクアプリとヘルメット内蔵ディスプレイがバイクライフを変える

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ヘルメット内蔵スクリーンとスマートフォンがナビゲーションする

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公開日:2013年06月30日
最終更新日:2013年07月05日

この記事の所要時間: 69

2013年はバイクアプリにとってはまだ『黎明期』である

高度技術による未来のヘルメット
F-35 Joint Strike Fighter Developmental Pilot Helmet / Image Editor

 

「スマホのバイクアプリは便利になった」
2013年の6月の時点でパソコンやスマホに明るいライダーからそう思われはじめている頃だと思います。
ですが、実際のところ、そうではないことが分かりました。
 
2013年は、バイクアプリはようやくこれから発展を開始するあたり、いわば黎明期なのです。
 
ヤマハの「つながるバイクアプリ」を実際に使ってみて、オペレーターが曖昧な情報から的確に目的地を設定してくれるという、画期的なサービス(以前からありましたが、手頃で手軽に使えるのはこのアプリが初めてです)はこれまでのスマホのバイクナビとは一線を画すものでした。スマホの登場がライダーとオペレーターの直接通話をつないだ、技術進歩のひとつの壁を突き抜けたとさえ思えるほどのインパクトでした。
ヤマハの「つながるバイクアプリ」、その名が示す『つながる』という言葉は地図をスマホ内に保存しているから、圏外でもナビが使える(つながる)という意味だけでなく、オペレーターと『つながる』ことを示していたのです。
  このアプリとの出会いをきっかけに、スマホのバイクアプリがどのように進化を続けるのか興味を持ち調べてみました。そこから発見した課題やバイクアプリの未来を紹介します。

LiveMapを通じてバイクアプリの未来の垣間見る

2015年に日本登場予定!LiveMapという新デバイス

まずは、LiveMapと呼ばれる海外で開発されている新しいデバイスについて紹介します。
これは今現在開発が進められている、ヘルメットに視覚デバイスを搭載した電子システムです。  

LiveMap詳細
  1. 1.Androidベース
  2. 2.ヘルメットのシールド部に透過スクリーン搭載
  3. 3.世界中の国のマップを搭載
  4. 4.天気予測・渋滞情報・観光ポイントの表示
  5. 5.音声認識システムによる目的地設定
  6. 6.2014年にアメリカ・オーストラリア等で販売開始。日本では2015年から販売予定。
  7. 7.価格はUSD2,000。先行販売はUSD1,500。
では、まずはこちらのyoutube動画をご覧下さい。
 

その前にまずは現状確認

2013年現在のバイクアプリ事情を再確認

2007年のiPhoneのヒットを皮切りに2008年にはAndroidを搭載したスマホ(スマートフォン)が流通、2013年現在では多くの方が利用、便利なアプリが続々と、それはもう湯水のごとくたくさん開発され続けています。
現在おすすめのバイクアプリについては、下記のページでも紹介させていただいております。興味のある方はどうぞご覧になってください。

 
本サイト上のバイクアプリレビュー記事
  1. 1.ライダーにオススメのスマートフォンアプリ
  2. 2.現時点で最高のバイクアプリ『つながるバイクアプリ』使用レビュー
  3. 3.機能満載!Honda Moto LINC (iPhone版)レビュー

ライダーがバイクアプリをどうやって利用するのか?
それはバイクに固定(マウント)して指で操作し、画面を目視で確認し、指で操作する必要があります。
これではまだ不便だ!ということで、スマホのマイクとスピーカーをヘルメット内に内蔵する通話システムが数多く開発され、多くの方がこれらを利用して快適なバイクライフ送っています。私もそのひとつ、サインハウスのB+COMを使っています。これのお陰でマスツーリングがとても便利になりました。
  しかしまだ何か足りない・・・
  バイクにマウントされた画面を見るために、タンク上やハンドル横、トップブリッジ上かもしれませんが、スマートフォンの画面まで視線を動かす必要があります。
  スマートフォンはライダーの耳と口に繋がることはできました。しかし視覚については相変わらずなのです。

視覚デバイスとスマホで変わる未来のバイクライフ

そこで、このあたりをなんとか出来ないものかと調べてみたら、ありました!
それがLiveMapと呼ばれるシステムです。スマートフォンがユーザーの視覚と繋がるための技術が、いままさに開発されている真っ最中だったのです。Androidベースのこのインターフェイスは厳密にはスマホと呼べるものではありませんが、今後発展を遂げ、ライダーの日常に溶け込むシステムになり得ることを予感させるものです。
  このデバイスを皮切りに、ライダーの為の視覚デバイスが他にも登場するでしょう。たとえば、カバンの中に入れたiPadやAndroid端末とヘルメット内の画面が無線接続できるようになればどうなるでしょう?
そのつながりを利用したアプリが続々と開発されるに違いありません。
 
たとえば、スマホがタンクに残った燃料残やタイヤの空気圧やオイルの温度をモニタリングしてヘルメット内の画面に表示するシステム
 
たとえば、バイクに取り付けたiPhoneのカメラをバックモニターとして使用でき、iPhone経由でヘルメット内の画面に表示するシステム
 
たとえば、マスツーリング中、ナビマップを表示できて、同行者の位置が表示されるとどうでしょう? 信号待ちで集団が分断したり、ひとりだけはぐれたり。そんな状態が先導者がすぐに認識できるシステムは便利ではないでしょうか?
 
これらのシステムが、モニターがヘルメットに内蔵され、スマホと連動するだけで作ろうと思えば安価に構築できるのです。

ヘルメットメーカーの苦悩

日本のヘルメットメーカーはなぜ率先して視覚デバイスを開発しないのか?
残念ながら、ヘルメットメーカーというのこういう出始めの技術に対してはとても保守的なのです。
それには理由があります。ヘルメットが最も大切にしなければいけないものは安全です。ヘルメットは頭を守るための防具なのですから、その中に万一の時にライダーの頭部を傷つける可能性のある異物を入れることに抵抗があるのは当然でした。映像デバイスどころかスピーカーやマイクすら内蔵することに抵抗感があったと聞きます。
これがヘルメットメーカーが内部に何も入れたがらない理由です。安全性に対するプライドと言い換えてもいいかもしれません。
ですが、スマートフォンがライダーと身近になるほどに、スピーカー・マイク・映像デバイスは何らかの形でヘルメットに内蔵されることが望まれるようになるでしょう。
その時に、沢山の安全性に対する課題をクリアして日本で最初に「スマートフォン対応の高機能ヘルメット」を造り上げるメーカーは一体どこなのか?
アライなのかショウエイなのか、それともOGKなのか?
それともやはり、日本のヘルメットメーカーは動かず、ドイツやその他のヘルメットメーカーばかりになるのか。
その答えが私たちの目の前に現れるのは、そう遠くない将来なのではないでしょうか。



 

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