震度5強をほぼ完璧に耐えきったので役立った防災グッズの話をしよう

日常

そろそろ会社に出かける時間・・・って時に揺れました。

震度5強です。

シャレにならない揺れ方でしたが、なんとか全員無事でいられました。

幼児、子供、老人に集中する被害

被害に遭われた方にはかける言葉も思いつきません。
十分に身を守ることもできない幼児、子供、老人に被害が集中します。
これはとてもつらいことです。
一日も早くご家族のもとに日常が戻ってくることを祈っております。

自宅の被害

自宅は震度5強エリアにあり、地震の最中は子供を両脇にかかえて、揺れが収まるまで床にはいつくばり、動く家具から身を守ることで精いっぱいでした。
今回が人生で2度目の震災です。
1度目は阪神淡路大震災。

子供もまだ3才と1才、まだまだ小さく、あの時のトラウマから、日ごろから家具の耐震と、水食糧、調理機器の準備だけはしておりました。

食器棚の耐震

食器棚は重く、割れた食器を散乱させる耐震対策の重要物件と言われています。
今回震度5強で食器棚にまつわる被害はありませんでした。
これに役立ってくれた耐震グッズが3つあります。

ベルト式家具固定金具

ものすごく役に立ちました。

食器棚の2か所、ベルトを壁に固定して家具を倒れなくしてくれます。
これのお陰で食器棚は倒れず移動せず。
倒れも移動もしないお陰で、中の食器も飛び出しにくかった気がします。

重たい家具はまず壁固定。

これが最も重要な最初の対策グッズだと今になって強く思います。

食器棚の耐震ベルト

漆喰の壁なので粘着系が使えません。

だから後ろのハリを探し出してネジで固定します。

ハリを探すのには市販の下地センサーが使えます。私がつかったのはこれ。

針の下地センサーは漆喰が固いと探せません。

こちらは感度の問題もありましたが、繰り返し探索、マスキングテープを壁に貼っていき、正確な下地の位置を探すことができました。

ガラス飛散防止シート

食器は飛び出しませんでした。
ガラスは割れませんでした。
ひょっとしたら飛散防止シートがガラスの強度を向上させていたのかもしれません。
万一ガラスが割れていても、飛散することなく食器は飛び出させないためのフィルムです。
あまり綺麗に貼れてませんが、写真で気づかない程度には見えません。
ガラス飛散の防止も必須かと思います。

すべり止めシート

100均で売っている塩ビのすべり止めシートです。
ダイソーで売ってました。
家具が動かなかったこと、ガラスが強化されていたこともあって、これも地味に活躍してくれました。

クッション性もあり、転倒時に食器が割れずに済みました。

冷蔵庫の耐震

冷蔵庫の耐震はベルト式の家具固定金具だけです。
2辺の壁に挟まれているので、1か所だけの固定でしたがちゃんと役目を果たしてくれました。
使った金具は上の、食器棚のものと同じです。

ワイヤーラックの耐震

ワイヤーラックに重い電子レンジと炊飯器を置いています。
これも同じベルト式家具固定金具を使っています。
ワイヤーラックなので、直接ベルトをくぐらせることでしっかり固定させることができます。

このようにベルト式の固定金具はあらゆるものに使えて重宝しました。

電子レンジ転倒防止のジェルシート

脚の4か所に粘着質の耐震ジェルシートを使っています。
これも超大活躍。
高い位置にあるのですが、震度5強の揺れにもビクともしませんでした。

重たいものが乗ると、しっかり食い込んで横の動きを強力に減衰させてくれます。
見た目の印象よりもずっと効果のある、強力な防災グッズだと思います。

もちろん、ワイヤーラックを固定していたお陰です。
ワイヤーラックが倒れてしまえば意味のない対策ですものね。

揺れのあと

揺れがおさまると、即座に家族を車に放り込んで、ひとり自宅に戻ってブレーカーを落とし、防災用品や食料、水をまとめた袋を車に放り込んでニュースに耳を傾けました。
津波がないことを確認して、同僚ひとりひとりの携帯へ連絡し、家族ともども無事を確認しました。
いま、強く思うことがあります。

幼児、子供、女性、老人、物理的に衝撃に弱かったり、上手に身を守れない者が、その場を動けなくてもケガをしない対策。

家の中で絶対必要なのはこの視点、この対策。
そのためには

第一に、絶対に重量級の家具は壁際から動かないこと、転倒させないこと。
第二に、割れたものを飛散させないこと。

ケガさえしなければ逃げられますが、ケガしたら逃げられないかもしれません。
まだ余震が続くかもしれません。
みなさんまだまだ気を抜かず、十分注意なさってください。

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