正立フロントフォークのオーバーホール(第3夜)

フロントフォークを車体へ取り付け バイクの整備

フォークオイル粘度について

G650GSのメーカー指定は7.5番です。購入した当時の印象としては、ボトム付近までスコーン!と沈む印象でした。

海外のサイトを覗くと、問答無用の10番押し。

自分で試してみても、確かにツーリングタイヤ以上のロードタイヤを履くなら10番の方が自然なスポーツバイク風の乗り味でした。

ですが今回はもう一度7.5に戻してみようと思います。

理由がふたつあります。

1.次はブロックタイヤを履くから。

2.フォークストローク量140mmから170mmに変更後、フォークオイル粘度7.5はまだ未経験だから。

のんびりふわふわしたマイルドな乗り心地になりそうですが、ツアラーとしてこれは悪い特徴ってわけでもありません。

飛ばす気にならないだけ。気に入らなきゃまた替えればいいだけです。

フォークオイル7.5はヤマルーブのG5とG10を混ぜて作りました

フォークオイルの混合は厳密にはバツです。

混ぜてもいい場合、オイル屋さんはちゃんと『混ぜてもいいよ』と書きます。

『これとこれは混ぜてもいいけど、あれはダメ』とか。

ヤマルーブの場合、混ぜてもいいとも混ぜるなとも書いていません。

経験上ヤマハのフォークオイルは混ぜても不具合を感じたことがないのと、安さが気に入ってるので今回も使っちゃいます。

混合する場合、2リットルのポリ容器にG5とG10のフォークオイル缶を全量投入してよく振って作ります。

空気がたくさん入るので小一時間ほど寝かせてから使用します。

メスシリンダーがあれば必要量のみ作ります。

オススメは500mlです。いろいろ使えます。

フォークオイルの量

G650GSの場合、ドレンボルトもないので、基本的に車両から外してフォークオイルを交換することになります。

そのため投入量によりも油面で管理するのが適切です。

フォークオイル量については海外サイトを探しまくりました。

ディーラーとお付き合いのある方なら、念のため直接確認してみるのもいいかと思います。

標準車高

ドライ(オーバーホール時) 約600ml

ウェット(オイル交換時) 約550ml

油面高さ 160mm

ローダウン

ドライ(オーバーホール時) 約510mm

ウェット(オイル交換時) 約-ml

油面高さ 175mm

油面管理は専用工具を必要としません。100円ほどで売っているスポイトで十分です。

適当なスポイトに先端から油面高さのところにマーキングして、オイルを吸い出せば油面管理ができます。

スポイトを使う方法、私も最近知ってフォークオイルレベルゲージを人にあげました。

かさばって場所を取りますしね。

組み立て

寒いのでさっさと組み立てます。

  1. アンダーステムにフォークを仮止め。
  2. アクスルシャフト単体を差したり抜いたりしながら、突き出しの微調整。
  3. 突き出しが決まったら下、上の順番でフォーククランプボルトを規定トルクで増し締め。
  4. スタビライザー(フェンダー)を仮止め。
  5. タイヤの装着。アクスルシャフトとブレーキキャリパーとセンサーを規定トルクで取り付け。
  6. バイクを直立させ、サスを何度か伸縮させてたのち、アクスルクランプボルトを規定トルクで締める。
  7. スタビライザー(フェンダー)を増し締め
  8. タイヤを外して、ケーブルガイド類を付け直し、もいっかいタイヤを付けます。
  9. ボルト類の閉め忘れ、ホイールやステムを動かした際の異音、摩擦音、ケーブル類の取り回し、ひっかかりなどをチェックして完成。

・・・手順的にムダが多いかもしれません。こうしたらいいよって教えてくれる方募集中。

完成

フロントフォークを車体へ取り付け

分解から装着まで3日かかりました!

バイクに跨ってスクワットしてみると、みょんみょんと軽い荷重で伸び縮みします。

おお!ふにゃふにゃだ!

フロントアップのタイミングが若干変わりそう。

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