G650GSの調整完了!

バイクの電圧測定 G650GS

バッテリー・スクリーン・チェーンの調整

西日本はひさしぶりの大寒波。
雪が降るでもなく、ただただ寒い!
降ったら降ったで大変なのでしょうけれど。
今年はまともに雪を見ていないのでちょっと期待していましたが・・・残念。今日はG650GSのメンテナンスや調整作業をしました。まずはバッテリー。
冬場の外車ということで警戒しています。
特に買ったばかりですので、バッテリーの初期状態を記録しておくのが目的です。G650GSのバッテリーとりあえず測れそうなところを片っ端から記録します。気温多分5 ℃くらい。30 km走行後4時間経過。A.バッテリー端子間(未接続状態) 12.52 V
B.バッテリー端子間(キーOFF時) 12.54 V
C.バッテリー端子間(キーON時) 11.75 V
D.バッテリー端子間(アイドル時) 14.31 V
E.バッテリー端子間(3,000 rpm時) 14.35 V
F.バッテリー端子間(セル通電時) 約10 Vちょい
G.フレーム-ジャンプ+端子間 12.49 V

バッテリー本体はすでに純正からユアサのこれ(Amazon)に交換されていました。
本体はすこぶるキレイです。
開放型のユアサバッテリーは3番目のセルがLOWER LEVELを少し割っています。他のセルはほぼ中央。

なかなか気の抜けないバッテリー、というか車体のようですね。

まずは上記の内容から整理してみます。

1.日頃から定期的に補充電する必要がありそうです。
前オーナーは走行距離1.6万km、3年未満でバッテリーを一度交換しています。
日頃から定期的に補充電、補水等メンテナンスする必要がありそうです。
それで何年持つのかはまだ分かりませんが。

2.しばらくは月一でカバーを外して電解液量のチェックをする必要がありそうです。
納車直後なのにすでに電解液が不足しています。
BMWの正規ディーラーですから納車前にバッテリーの補充電やチェックはしているはずです。
けれど走行250 km程度なのに電解液がすでに減っています。
3,000 rpmまでは異常な電圧は掛かっていませんが、それ以上の回転数はどうなのかなぁ?
しばらくは月一でカバーを外して液量チェックする必要がありそうです。経過観察。

3.バッテリーのコンディション自体があまり良くない。
Aはバッテリーを車体から取り外して測定した電圧です。
この値からはバッテリーの充電状態が読み取れます。ユアサのサイトを参考にすると充電状態は大体60~70%といったところ。走行距離は250 km、まだ4回しか走ってません。長距離移動後の割に充電状態が良くありません。
キーON時の電圧も12 V切ってますし、おそらくバッテリーのコンディション自体はあまり良くない様子。補水液を補充し経過観察が必要です。

4.現在のところ漏電の心配なし。
バッテリー単体の測定値Aに比べて車体装着時の測定値Bが低すぎる場合、漏電の可能性があります。
今回は良好な状況が確認できました。
ちなみにバッテリー単体の測定値Aがバイク装着時(測定値B)より低くなったのは、単純な誤差かAを最後に計測したからです。セルを何回か回してますから。

5.充電系のトラブルも今のところ大丈夫そう。
アイドル時の電圧Dと3,000 rmp時の電圧Eはオルタネーターやレギュレートレクチファイアといった充電系の機能が正常かどうかを表します。
14.3 Vなら良好といえます。
電解液の蒸発が早いようなら、高回転域で電圧が高すぎることも考えられます。念のため測っておきたいところ。
高速では高回転維持で長時間走らせることもありますし。
電圧計(Amazon)着けようかなぁ。

バッテリーメンテナンス完了! 電圧計は着けておいた方が良さそうだ

とりあえずコーナンのバッテリー強化液を使って全セルアッパーレベル付近まで液補充します。
ドイツ車ですからここはゲルマニウム入りをチョイス!よく見たらバッテリーはインドネシア産でした。
次からは補水液で。その後バイク用全自動充電器 オプティメイト4 デュアル(Amazon)で充電します。バッテリーの補充電事前診断は・・・「要注意」の診断結果。
自動でサルフェーション溶解が始まります。
オプティメイト4から見てもあまり状態が良くないみたいです。
充電後は良好の診断結果となりました。電解液の減るペースとキーON時の電圧、あとは高回転域での充電電圧ですねー。まず把握しておきたいのは。
しばらくは月一で開封の儀式が必要です。面倒です。補充電は冬場ですし、月一では正直ちょっと不安。
当分は2週に1回ペースかなぁ。

気になって車名とバッテリーでググってみました。
なにやら突然死とかよくあるみたいです。液量チェックのアクセス悪いわりによく減るとか・・・

シングルF650GSあたりでは弱ったバッテリーが原因でセルモーターを破損させる事案も。
バッテリーだけでも結構な出費なのにセルモーターが逝っちゃうとか笑えません。
電圧計(Amazon)は着けておいた方が無難そうですね。

電圧計でのチェック項目は主に走行時の電圧です。回転数に応じたバッテリーにかけられている充電電圧です。
走行中に

「X,000 rpmあたりで17 V。いつもは14.5 Vなのに」

とか

「走行中いつもは14.5 Vなのに今は12.5 Vしかない!」

みたいに電圧計を付けていつもと違う値だったら即バイク屋さんに連絡してください。
充電系トラブルの可能性大。

キーON時の電圧は若干負荷がかかった状態です。この時の電圧が低ければセルが回せません。5℃という気温も影響していると思いますが、とりあえずキーON時の電圧が12 V切らないよう再充電タイミングの目安とします。

電圧計付けるまではヘラーソケットから計ろうかな。
充電時に使う延長用ケーブル挿せばわざわざカウル外さなくても計れるので気軽です。

ジャンプスタート用端子とフレームも使えそうですがこちらはシート外さなきゃいけませんし。わりと面倒。

あんまりすることのなかったチェーンメンテナンス!

チェーンにはCPO[R]チェーンオイル(Amazon)を使っています。
ルブでもいいのですが、私の場合ルブにすると注油間隔が開いてしまうので。
これならものぐさな私でもイヤイヤ注油するというのもあってか、3万km以上チェーンが持ちます。納車後の走行距離はまだ250km程度ですが、今回2回目の注油を行いました。
お陰でチェーンはテロンテロンにスムーズです。
このままチェーンの遊び調整もすることに。ところが、リアを浮かせてチェーンのたるみを測ってびっくり!
規定量35~45 mmのところ、遊び量がきっかり35 mm!さすがBMW正規ディーラー。納車時にしっかり調整していただいたようです。
こういうしっかりした仕事を魅せられるのは嬉しいですね。

スクリーンを寝かせたり、ゲタを取ったり等々

先日ハンドル高さを下げて少々前傾が強くなりました。
もともと立ちすぎていたスクリーンを寝かせます。
ワンダーリッヒのエルゴスクリーン、かなりスグレモノですね。
簡単に角度調整ができます。あと、サイドスタンドのゲタを外しました。自宅に駐車するときは2~3 cmの板でも用意することにします。あとはレバー類の角度調整等やって本日の作業終了。
納車後3週間かかっちゃいましたが、ようやく調整完了です!あー面倒臭かった。
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