開放型バッテリーの劣化を検知する方法ーメンテナンスサイクル

バイクの整備

開放型バッテリーの劣化をいち早く感知する方法

愛車のG650GSは開放型バッテリーを搭載しています。
この車両は充電電圧がやや高めの14.4Vほどで、バッテリー電解液の減り方が激しいことで有名な車両です。
1000~2000km毎に補水液でメンテナンスしていましたが、新しいバッテリーに交換したのを機に、開放型バッテリーの限界が、ノーメンテナンスでどんな風にやって来るのか電圧計を付けて値の変化をモニターすることにしました。
するとバッテリーの限界はとても分かりやすい値の変化で感知できることがわかりました。

走行距離と電圧の変化

走行距離が4000kmを超えるまで、車両に取り付けた電圧計はほぼ12.7V前後(キーON直後)を示していました。外気温にも別段影響はなかったように思います。
ところが、ある日突然、キーON時の電圧が11.5V前後の値を示しました。前日までは12.7Vだったのに一晩で急に11.5Vの電圧まで低下していました。
早速車両からバッテリーを下すと、電解液は約半分まで減っていました。ここまで電解液が減らせたのは初めての経験です。
元々電解液の減りの速さをある程度把握していたので、大体思っていた減り方でしたが。

このモニターで判明したことは、開放型バッテリーはノーメンテナンスだと、ある日急速に電圧が低下しはじめるということ。
その距離が4000kmほどだったことから、ウチの愛車の場合、大体1500~2000km以内で補水液の補充と充電してやれば、路上でバッテリートラブルに見舞われることはなさそうです。
MFバッテリーの場合もおそらく同様です。こちらは基本的にメンテナンスが不要なバッテリーですから、常時電圧をモニターして、電圧が下がり始めたら交換時期だと言えると思います。
厳密にはバッテリーの寿命を決める要素はクランキング時の電圧で、それをチェックする方法としては比重計等を使うのが正しい考え方なのかもしれません。
ですが整備士ではありませんから、そこまで厳密に考えなくても、日常においてはキーON時の電圧と、クランキング音でアタリを付ければいいのではないでしょうか。

バッテリーメンテナンスは電圧をモニターすることで路上でのバッテリートラブルは回避できる。

電圧計ですが、定番のKOSO製がオススメです。私は使ってませんけど。
時点でシガーソケットが手軽でオススメ。私はこちら。
リレースイッチとシガーソケット、そこに電圧を測れるUSBソケットを取り付けます。これの利点は、リレー、シガーソケット、電圧測定部がそれぞれ独立しているので、壊れた際にその壊れた部分だけを安価に交換できること。

※後日画像を追加して加筆修正いたします。

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