子どもの歯科矯正、時期・費用について業界人からいろいろ聞いた話

子育て

うちの子どもは8歳の女の子。もうすぐ9歳になります。
指しゃぶりのクセを直すのに手間取り、上の前歯が出っ歯気味になってしまいました。
はじめての子育て、最善を尽くしたつもりでも足りなかったことがたくさんあって、いまになって反省の連続です。

歯列矯正、お金もかかるしどんなリスクがあるのか。
歯列矯正、した方がいいのか悪いのか。

悩みませんでしたか? 私はかなり悩みました。

今回の件、いろいろと具体的なことが分かったので、みなさんと歯科矯正に関する情報をシェアできればと思います。

歯列矯正という治療はたぶん安心していい。

歯列矯正についての知識がまったくありませんでした。
なんとなく、時間が経過すれば徐々に勝手に治っていかないかな?
なんて考えも頭によぎり、ネットで調べてみたりもしましたが、放っておいて改善するものでもなさそうです。

ひとりで調べてみてもどうにもよくわからなかったので、似た境遇の友人に連絡していくつか経験談や実際のところを聞くことができました。

会社に出入りしてもらっている会計士さんの娘さんの場合

中学生の娘さん、つい先日歯列矯正を終えたばかりだそうです。
話を聞くと、かなり長期間の矯正が必要で大変だったそうです。

2本歯を抜く必要があり、本人の負担が大きかった。
4~5年ほどの治療期間が掛かった。
矯正歯科治療費はおおよそ200万円ほどかかった。

娘さんの負担、かなりのものだったみたいです。
金額も200万円オーバーはすごいインパクトですよね。
それでも女の子ですから、しっかり直してよかったと考えているみたいでした。

歯科機器のフィールドエンジニア(同級生)の話

彼は大阪・兵庫エリアの歯科医と直接やり取りをする仕事をしていましたので参考になる話をたくさん聞くことができました。

彼も娘さんの矯正歯科治療を考えていました。
歯列矯正はやるだけの価値のある治療だと、業界の人間も考えているようで、彼の話からも歯列矯正によって得られるものは大きいということがよくわかりました。
そして彼のおかげで歯科医選びに頭を悩ませることが無かったのは本当に助かりました。

彼の話のひとつに「信頼のおける矯正歯科医の見つけ方」がありますので、後ほど詳しく紹介したいと思います。

歯科矯正に対する不安とメリット

友人の話を聞くまで、子どもの歯科矯正(歯列矯正)に対して恐怖心がありました。子どもだけでなく親である自分もです。というのも私自身、歯の治療にたくさん失敗を繰り返してきてたからです。
ですが、業界人の彼の話をいろいろ聞いて、現代の歯科医療技術は非常に進歩しており、歯列矯正の治療は非常に安全で効果的なものだという確信が持てました。

歯列矯正は美しく健康な歯並びを手に入れるための大きな投資です。

・子どもにとっては治療を受けることで、将来の自信や健康につながる可能性があること。
・大人になってから気になっても治療を始めるには時期を逸してしまうことへの不安。
・8才頃のいまの時期が歯列矯正に効果的な時期だということ。

これらを踏まえて、歯列矯正をする決断をしました。
ですが問題がふたつありました。

第一に高額になりがちな治療費が出せるか。
第二に信頼のおける矯正歯科医を見つけられるか。

幸い、信頼のおける矯正歯科医はすぐに見つかりました。
治療費については・・・根本的な解決には至りませんが、医療費の還付を受けたり、カード払いによるポイントで還付が受けられることを、今回お願いした矯正歯科医院から教えられました。

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難しいのは信頼のおける歯科医の探し方

歯科医院の出入り業者の友人は、かなり広い範囲での歯科医の評判、情報を持っていました。歯科医師のとても個人的な裏話も聞けておもしろかったですよ!

彼の話した歯科医選びは本当にカンタンでした。
アドバイスはたったふたつ。

1.「~矯正歯科医院」というカンバンを探せ
2.セカンドオピニオンは必須

歯列矯正の経験が十分ではない歯科医はとても多いそうです。
最初に紹介した会計士の方の場合、いきつけの歯科医の方が得意ではなく、経験豊富な矯正歯科医を地元の歯科医院まで呼んでもらって治療を行ったそうです。
その話を友人にしたところ、よくある話だそうで、アルバイト感覚で手伝いにいったりするのは普通なのだとか。

歯列矯正は長期におよぶことがあり、できるだけ通いやすいところで、「矯正歯科医院」を探すことを強く勧められました。そしてセカンドオピニオンも行い、費用や納得のいく治療方針を比較して選ぶようアドバイスを受けました。

ホント、頼りになる友人が身近にいてよかった。

歯列矯正の最適な時期

自分の子どもが歯列矯正を行う最適な時期。それはいったいいつなのか。
これもたくさん悩みました。ですが友人に言わせると「最適な時期はひとそれぞれ」と教えてくれました。

それはそうですよね。永久歯に生え変わる時期、歯並びも個人差があります。
矯正治療にはふたつの時期があります。

1.永久歯が生えそろう前に始める1期治療(6~12才頃)
2.永久歯が生えそろってから始める2期治療(小学校高学年~高校生)

当然、1期治療から始めるのがベストだそうです。多くのケースでは。
1期といっても、開始時期については6~12才と幅があります。
いつ始めるのがベストなのかは、かかりつけの歯科医や矯正歯科医との相談して決めればいいとのことでした。つまり最初に歯科医との初診を受けなければ何も始まらないのです。

また経験豊富な矯正歯科医でなければ、おおよそどのくらいの費用になりそうかといった判断もできないので、はやり歯科医院選びは大切なのだと教わりました。

歯科矯正の治療費と金銭的負担の軽減方法

今回、1期治療の見積費用は50万円。友人に言わせると妥当な金額だそうです。
会計士の娘さん、結果として歯を2本抜いて200万円掛かった話ですが、これはおそらく最悪の状況で一番お金と時間がかかったパターンだそうです。

大体50~200万円が一般的な歯列矯正の費用感だと思われます。

かなりの出費です。

ですがこのうち、20~30%ほどの金額を国から還付を受けることができる場合があります。

歯列矯正を受ける年は、世帯全体の医療費、医療を受けるための公共交通機関に支払った交通費、すべて領収書を捨てずに集めておきましょう。

その支払った医療費の総額から10万円差し引いた額を医療費控除額といい、確定申告により5~45%(多くの場合10~33%)程度の還付を受けることができます。還付率は収入により変わる所得税率によって変わります。

例えば、歯列矯正1期分として50万円支払い、その年のその他医療費が10万円だったとします。

医療費控除額は約50万円。確定申告することで2万5000円~22万5000円ほどの還付が受けられる計算です。

これはとても大きい金額です。
さらにポイント還元率の高いクレジットカードで支払えば、カードのポイントもためることができます。

回りくどい方法ですがカードのポイント、面倒ですが確定申告による還付される額、それぞれ決して少ないものではありません。
高額な歯列矯正の費用を抑えるためにできることはすべて行うべきだと思います。面倒くさがらずにね。

初期相談で確認すること

歯列矯正の治療を受ける前に、子どもは保護者と一緒にカウンセリングを行い、治療の内容や期間、費用、リスクなどについて詳しく説明を受けることになります。
専門的な歯科医師による適切な診断や治療計画を行うことで、治療中のトラブルや合併症を最小限に抑えることができます。

歯列矯正の治療は安全で効果的なものであることは事実です。
しかし治療を受ける前にしっかりとカウンセリングを受け、信頼できる歯科医師に治療を任せることで、なによりも大切な子どもの不安や恐怖心を軽減することができます

歯列矯正は子どもの将来の為のものですが、その実施については保護者の意志が大きく介在します。
子どもは治療期間、心身への負担を強いられます。費用面ばかりに目がいきがちですが、不安にさいなまれるような状況にだけはならぬよう、保護者が十分な注意を払う必要があると思いました。

以上が今回の一件で強く思ったことです。

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