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紀伊半島最長ダート、川津今西林道~猪笹林道 - しまともの大冒険(2)

投稿日:2017年7月12日 更新日:

 

おつかいを頼まれてクリーニング屋さん、くだもの屋さん等に向かいます。

このあたりのくだりは以前の記事参照。

 

せっかく数カ月ぶりのバイクですしちょっと遠回りして目的地に向かいます。

今回は紀伊半島最長ダートと呼び声の高い、「川津今西林道」と「猪笹林道」に寄り道です。

南阪奈道路を「葛城」で降り、r30、r261を乗り継いで五條市からR168を南下します。

R425-川津今西林道の案内板

R168を十津川まで進み、日本三大酷道と名高いR425に突入。

ほどなく今西林道(林道 川津今西線)の案内板が現れます。

入口の案内板

入口付近には案内板がたくさんあるので迷わず進めます。

入口付近のダート

始点からダート入口まではほぼ全線が舗装林道です。

標高を上げながらダート入口を目指します。

林道入り口の標識

舗装はここまで。

R168方面からやってきました。右手には入口のフェンスが口を開いています。

林道入り口のフェンス

すごく路面がいい締まった土のダート!幅広!

極上です!

紀伊山地を望む峠

標高1,000mを超えるところがある林道、絶景が続きます。

路面状況も極上!

数日前までの台風や大雨が襲った場所ですが、このあたりはまだ荒れていません。

法面はちょっと「もろっ」としてますが、影響も少なそう。

三浦峠

世界遺産の熊野古道、小辺路の三浦峠まで進みます。

ここには立派な史跡案内板と休憩所があります。

4輪や自転車で訪れる人もいるかと思っていましたが、静まり返っています。

三浦峠で休憩

幅広の林道は緊張せず走れて気持ちいいです。

休憩もそこそこに先へ進みます。

最後の目的地、「クリーニング屋さん」まではまだまだ先が長いですから。

紀伊山地の絶景

ん?

先の方でなんか木材が大量に流れてます。

白くなってて古そう。

近づいてみるとワイヤーが数本走っています。

滑車に木材が吊るされています。

材木を下ろす作業場みたい。

林道の広場

重機やトラックが入ってこれる場所ではないと思うのですが・・・

途中道幅が狭い場所もあった気がしますし。

通ってこられるのかな?

ここから先はところどころガレてます。

ゆっくり先を進んでいると、突然バイクが沈みます。

フロントタイヤに重くまとわりつくような感触。

「!!」

マズい、とてつもなく非常にマズい!

柔らかい土にタイヤを取られました。

こんなところでスタックしたらバイクも引き上げられません。

でもすでに手遅れ。

ここからひとりで190kgのバイクを押してて引き返すこともできそうにありません。

いまにも停車しそうな中、頭をフル回転させ即決断。

迷わずじんわりアクセルを開けて前に進みます。

なんとか脱出!

泥で溝が詰まったタイヤ

固い地面を確認して停車。

タイヤを見てみると溝が詰まってスリック状態です。

ほっ。アナキー3、よく抜けてくれました。

振り返ると・・・

結構長い区間がぬかるんでいました。

雨の影響は表面だけじゃ分かりませんね。

埋め戻そうかと思ったけどやめておきました。

このままの方が後から来る人に路面状況がよく伝わると思うので。

この道を整備されている方ごめんなさい。

ここはフラットダートと思われていますが、実際はアップダウンも多い地形です。

脆くなった長い急傾斜、何度もこけそうになりながら進んだ場所もあります。

このぬかるみもそうですが、重量車で挑むときはある程度しっかりしたブロックタイヤで来た方がいいです。

まだお使いの途中です。

最後の目的地である「クリーニング屋さん」までまだみち半ば!

気を取り直して前進します。

流れ落ちる湧水

標高1,000mの山の中、誰も通りかかりません。

目をやるとどこも癒される自然の光景ばかり。

水の流れ

癒されます。

古くからある林道のせいか、コストがかかっていることがよくわかります。

湧水に溜め池を作って洗い越ししているところもあれば、ヒューム管を使って処理しているところも。

ちょっとずつ新しいゴミの排出が少ない工法を取り入れているのかもしれませんね。

世界遺産の峠もあることですし。

森の中

静寂の中、沢水と風の音だけがあたりに響きます。

森の木々を抜け、出会うのはカモシカ等の野生生物だけ。

小さな滝

小さな滝みたいな沢水の溜め池。

しばし耳を傾けます。

全線すばらしいロングダートで絶景が続き、大自然を感じられる点でこれまでにない本当に素晴らしい林道でした。

ですが・・・

標高が高すぎて、どこもかしこも『落ちたら死ぬガケ』だらけ。

写真を撮ることすらできなかった場所もあります。

崖又山の崩落場所は台風や雨の影響でガレた上、法面と谷の間にあるのはタイヤ2、3本分の道幅。

右手は落ちればほぼ死亡気味の崖。

左手から頭上にパラパラ何か落ちてきている、今にも崩れそうな土の法面。

最悪バイクを放り投げて体だけでも生還するつもりで通りましたが、あまりにもえげつないです。

土曜にゆっくり走りましたが、誰ともすれ違いません。

バイクを失うと林道を抜けるために、戻っても10km以上、進んでも10km以上、なんとか下山したとしても戻るのは山深い人通りのほぼない鬱蒼とした酷道425号。

当日のうちに帰宅はまず不可能。

野生生物に怯えながら夜を明かして下山するなんて想像もしたくありません。

見た目とは裏腹にソロでは危険すぎる林道です。

今回の川津今西林道、猪笹林道、私がひとりで訪れることはもうありません。

けど、崖又山の手前までなら、ちょっとオススメ。

こうして名残惜しみつつ猪笹林道を南へ抜けて、片道30kmほどの冒険を終えました。

まだ序章ですけど。

ところで、野所長谷線 や其ヶ谷線あたり、ガレてはいますが、ちゃんとした装備で挑めば余程でない限り大怪我まではいきません。

最悪バイクを捨てたら大きな国道まで歩いて戻れます。

その点、山奥の林道、標高の高いところは本当にえげつないと実感しました。

同じ山深いところでも、京北なんかの短い林道を刻んで走る方が精神的にもずっと楽です。

これが今回の教訓。

つづく。

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