ステンレスの焼け取り

ステンレスの焼け取り メンテナンス
エキパイ等のステンレスの焼けを取る方法

ステンレスの焼け取り

  • 「中古車で買ったバイク、よく見るとエキパイに変色、シミがたくさんある」
  • 「耐熱ワックスでマフラーを磨いていたけど茶色く焼けてきた・・・」
  • 「エキパイの焼けがよりによってXXXみたいな形に変色してきた!こんなの恥ずかしくて走れない!」

そんな経験ありませんか?

下の写真は新車から2年半ほど経過したG650GSというバイクのエキパイ部です。

エキパイの焼け

前の持ち主の方がきれいに手入れしていても、2年以上経過するとマダラに焼けてご覧のありさまです。
中古車で買って約1か月、ちょっとずつ調整したり洗車していると愛着もわいてきます。
いままで気にならなかったのですが、最近このステンレスの焼けが目に付きはじめました。
今回はこれを綺麗にしてやろうというのが目的なのですが、実はあまり乗り気ではありません。

エキパイの焼けやブレーキ周りなんてどうせすぐに汚れます。
エキパイの焼けなんて次に走ればまた焼けますし、ブレーキ周りをピカピカにしたところで数回走ればダストだらけ。
エキパイとキャリパーはやり甲斐のない清掃ナンバー1と2です。
とはいえ、ここまで焼けているなら一度綺麗にするのもアリな気もします。

マフラーの焼け1

マフラーの焼け2

特にマフラー部、2年半で焼けはこの程度です。
このくらいなら直ぐに取れますし、次の2年程度は綺麗な状態で乗れるのならモチベーションも多少上がります。

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エキパイの焼け取り

blankblank焼け取り剤でしたら何でもいいと思いますが、このたぐいのケミカルを選ぶときに注意しなければいけないのは材質です。
焼け取り剤には必ず対象となる材質が表記されています。指定された材質以外のものに使うと変色などが起こりやすく注意が必要です。

このヨシムラのステンマジックは、古くからある効果的な定番焼け取り剤としてよく知られています。メーカーは推奨していませんが、使用者の報告によるとチタンにも使えるそうです。チタンに使うかどうかは自己責任になってしまいますけど。

焼け取り後の鏡面エキパイ
いきなりですが作業完了です!ご覧の通り、鏡面仕上げです。新品よりピカピカに輝いてますね。
作業はいたって簡単です。ステンマジックをウエスに取ってピカピカになるまでこするだけです。
このステンマジック、化学反応で焼けを除去する薬剤と研磨剤の含有した酸性のクリームです。コツは次の2つだけ。

  • 素手で作業しない。
  • 変色には非常に有効だが、張り付いた汚れはピカール等他の安価な研磨剤でもいい。状況に応じて併用すると効果的。

手順もいたってシンプル。
エキパイを綺麗に洗い、濡れたウエスで拭き上げ、ステンマジックで磨く。
磨き終わった後は水でクリームを洗い流すか、絞ったウエスで拭き上げるだけです。
作業時間は10分から数時間。材質の状態により作業時間は変わります。
黒い固形物も結構ついていたのでここまで来るのに1時間ほどかかりました。

焼け取り後のマフラー1

焼け取り後のマフラー2

マフラーも焼けとキズが見事に消えて新品同様!
どうせすぐに焼けると思っても、こうやって綺麗になるとやっぱりうれしいですね。
焼けの程度も薄かったので片方10分程度でここまできれいになります。
ステンマジックは研磨剤も含んでいるので焼けとともに小さな傷も消えてくれました。

ステンレスマフラー用の焼け取り剤や研磨剤はいろいろなメーカーから販売されています。
このヨシムラステンマジックは昔から「少々値は張るが短期決戦用の最強焼け取り剤」として広く知られています。おそらく今もそう。
一度でも手作業で部品の鏡面加工作業をしたことのある方なら、その労力と天秤にかけるとステンマジックのコストパフォーマンスは非常に優れていると断言できます。
値が張ると言っても1,500円が2,000円になる程度年に何本も購入するものでもないですし、ステンレスの焼け取りをするのなら、類似品をいろいろ試すよりいきなり本品を選んでもいいのではないでしょうか。
ステンレスの焼け取り剤、ステンマジックは非常にオススメのケミカルです!

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