今秋発表予定のディスプレイ搭載ヘルメット(SKULLY HELMETS)

ディスプレイを搭載した次世代ヘルメットはカリフォルニアからやってくる!

スカリー製ディスプレイ内蔵ヘルメットのデザイン(c)Skully Helmets / http://www.skullyhelmets.com/

 
2013年6月にLiveMapというヘルメットを紹介させていただきました。
記事内では、ヘルメット内蔵ディスプレイが視覚デバイスとして活用できれば、スマートフォンのカメラを利用したバックモニター等、さまざまなツールが安価に開発できること。日本のヘルメットメーカーはなかなか重い腰を上げないだろうということを書かせていただきました。
 

(こちらがLiveMapに関する記事です)
LiveMap | バイクアプリはヘルメット内蔵ディスプレイの登場で次世代へ
 

そうこうしているうちに、はや4ヶ月。
2013年、シリコンバレーに設立したばかりのベンチャー企業Skully Helmetsがバックカメラを搭載したヘッドアップディスプレイ搭載ヘルメットを作ってしまいました。
 

まずはデモムービーをご覧下さい!
 

 
まず目を引くのは、洗練されたフォルム。
LiveMapもいいですが、こちらは普段から被りたくなる美しいデザインをしています。
ただ、ちょっと大きそうな感じはしますよね。重さやサイズについてはまだ公開されていません。
 
機能部分に注目してみましょう。
Synapse(TM)に統合されたヘッドアップディスプレイ、スカリーは高度状況認識システムにより、あなたにナビゲーションや死角情報を提供するとあります。
実際に私たちが提供されるものを列挙すると、
 


1.ナビゲーション機能
2.180°リアビューカメラ
3.Bluetoothペアリングによる携帯電話の利用
4.音楽再生
 

これらがサイト情報とプロモーションムービーから判明しているSkully Helmets P-1の機能です。
この新しいヘルメットP-1シナプス(TM)とよばれる、おそらくAndroidベースで開発された制御システムは、さまざまなデバイスとヘッドアップディスプレイの間を仲介し制御します。
なるほど、シナプス(TM)とは言い得て妙だとは思いませんか?
いまのところ、判明しているものは携帯電話の活用例しか発表されていませんが、使い方を想像するだけで、とてもワクワクするヘルメットです!
 
今回の「P-1」モデルで注目すべき点は、
 


1.操作方法は音声認識のみ
2.連続使用 9時間(マイクロUSBケーブルによる充電)
3.機能をしっかり吟味・厳選しており、誰でも扱いやすい製品となっている
 

このあたりではないでしょうか。
必要なものは揃っているうえ、必要以上にハードルを上げていないことは、とても重要です。
機能盛りだくさんで、本当に必要な部分がないがしろにされ、こけた製品は沢山あります。
エポックメイキングな製品はいつの時代もシンプルなものです。P-1のリリースを見る限り、この製品はその雰囲気を持っています。
 

モーターサイクルマニアックスではこのSkully Helmetsを今後も注目していきます!
新しい情報が公開され次第、このページを更新します。
 

Skully Helmets Official Site
 
詳しいディティールや写真はこちらの記事から確認できます。
engadget(英語) Skully P-1 helmet packs a heads-up display, rear-facing camera and Android to keep motorcyclists safe