G650GS

アドベンチャーバイク?それともアドベンチャーモタード?|BMW G650GSローダウン仕様インプレ

投稿日:2016年3月23日 更新日:

BMW G650GS

G650GS(ローダウン仕様)に乗り始めて3か月くらい。乗った回数は少ないですがいろいろなシチュエーションを試してみて、乗り方も自分なりにほぼ固まってきました。
このバイクについて最後のインプレです。

林道インプレッション

タイヤはミシュランのANAKEE3、空気圧を2.2 - 2.5付近(標準)の状態でも割といけます。

走破性の高いトレールと異なる点はふたつ。
『重さ』『粘り』

重いといっても地図に乗ってる林道なら多少の急勾配も問題ありません。
キャストホイールや車体底が接触しない限り軽いガレ場も大丈夫。
ただし、車重なりの速度で走る場合に限りという制限は付きます。
250ccフルサイズトレールの様な林道走行はできません。
勾配ありガレ場ありの林道はやはり軽さが最も重要です。
支線探索、獣道もオススメできません。
この車重の重さは万一のことを考えるとリスクが大きい。
単独不可くらいに思っておいた方がいいかも。

低回転域で粘りが薄いのはビッグシングルとはいえDOHCという形式にも起因しているるのかもしれません。
かといってSOHCだったらいいのかと言えばそうでもありません。
SOHCだと粘りの問題は改善しても、高速で速度が乗らないネガティブが生じます。
排気量400以上のシングルはDOHCが正解のような気がします。
アイドリング付近を使うような使い方はせず、すこし回して乗ればいいだけです。
林道では車重なりの速度で走らせることになるのでフロント19インチで十分でした。

ワインディングインプレッション

ローダウン仕様はよりモタード色が濃く、リーンアウト気味を意識することで軽快な走行が楽しめます。
もちろん上げ気味のペースでヒザを出したリーンイン的な乗り方でも楽しく走れます。

路面が安定しないワインディングでは安心感があり好印象。
ですがサスセッティングの幅もそれほど広くないので、自分に合ったセッティングを探り、タイムやらヒザやらを削るような走り方を楽しむバイクではありません。
G650GSにはエキサイティングといった言葉とは真逆の安定感があります。
ムキになって飛ばさずワインディングは流すペースで楽しむのが正解です。
652ccのDOHCシングルエンジンは高回転まで気持ちよく回るのでわりと爽快感もあります。

仮にG650GSをワインディング特化さるとしたら、フロント17インチ化、リム幅変更、スプリングやサスのリセッティング。このあたりに手を付けて結果「48 bhpの重たいモタード」が完成するだけのような気がします。これはあまり魅力的ではありません。

林道を走る前提で履くトレールタイヤとロード志向のタイヤで印象はがらっと変わってくるので、ANAKEE Wild、ANAKEE3、ツアランスNEXTといったオンオフ用途に応じた様々なタイヤをとっかえひっかえ試してみるのも楽しみ方のひとつですね。

高速インプレッション

F650GSシングルやG650GSオーナーの方のブログを拝見すると、快適な高速巡航は100~120 km/hあたりだとよく目にします。
ですがもっと高い回転数で不快なのかというと、別にそんなことはありませんでした。
G650GSは単気筒。高回転域は苦手なはずですが、これまで乗ってきた大排気量のマルチの車両と比べてもむしろ乗り手に優しいと感じます。

かりに5速レッドゾーン手前を長時間キープするような走り方をしたとします。
風に煽られてもあまり気になりません。ギャップや風によるふらつきも気にならないレベルです。
500km走っても手がしびれる程の振動は感じません。高回転域ではトライアンフの3気筒車の方が振動が大きいと思います。
しいて気になることを挙げれば、リアのイニシャルをかなり弱めるとやや外乱に弱く、ライン変更しにくくなること。
あくまでも想像ですが。

100~120 km/hの速度域ではより高回転域に比べると振動も少なく快適といえるのかもしれませんが、それよりむしろ

100 km/hからレッドゾーンまでどの回転数も快適

と感じます。

たった48 bhp、後軸40 bhpそこそこのエンジン、性能ギリギリの高回転常用は疲れるのではないかと思っていましたが、それは良い意味で裏切られました。
加速性能は48 bhpなりだけれど、160 km/h前後をキープして淡々と走り続け、そして疲れない性能というのは、とても興味深かったです。もちろん想像ですけど。

G650GSは『アドベンチャーモタード』

なんかちょっと飽きてきたので、某誌風に。

「G650GSローダウン仕様、乗り味をひとことで言い表すならツーリングモタードが近い。
スポーツネイキッドのような乗り方もいいが、モタード気分でリーンアウト気味に走らせるもまた面白い。G650GSは水を得た魚のように軽快にワインディングを駆け抜ける。
約200kgの車重ゆえ想像するモタードの乗り味とはまったくの別物だが、逆に重めの車重からくる高い安定性、積載性はモタードにはない特徴となる。
直線の高速を流しても楽しく、ダートはもちろん林道にもチャレンジでき、山あいのワインディングでは軽快なフットワークでライディングを楽しめる。
どのようなライディングシーンにおいてもライダーに喜びを与えてくれるこの守備範囲の広さという点においてG650GSのようなバイクはそうない。
このG650GSのユニークなキャラクターをカテゴライズするならばアドベンチャーモタードやツーリングモタードがふさわしいのかもしれない。」

こんな感じ?
ちょっとホメすぎか。

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