G650GS バイクの整備

標準車高化完了!というお話。

投稿日:2017年6月13日 更新日:

残った作業はあとひとつ。

今夜はフロントサスペンショントラベルを140mmから170mmへ変更するためにダンパーロッドを交換します。

この作業ばかりは中断すると面倒です。

洗って屋外に放置してもホコリが付いてしまいますし、滴るフォークオイルを何回も片付けるのも面倒。

ひと晩で済ませる腹づもりです。

ローダウン仕様のフロントフォークアンダーガードを外してジャッキを前に寄せます。

意外と位置決めが難しいです。
6000円ほどで購入したジャッキ(Amazon)ですが使い勝手もよく、素人整備にはオススメの逸品です。

プロの現場には耐久性の面で役不足かもしれませんが。

バイクを立てたらホイールとキャリパーを外します。

ダンパーロッドの着脱とも回り防止の為に、スプリングのテンションがかかっている内に、フォーク底面のダンパーロッドを固定しているボルトを緩めておきます。

ここからはオイルまみれになるので写真は撮れません。

手順だけ書き出します。

1.フォーククランプボルトを緩め、フォークをステムブラケットから外します。

2.フォークのトッププラグを外して中のカラー、スプリング、フォークオイルを抜きます。プラグの外し方はいろいろありますが今回は力業です。大きめのソケットをプラグに押し当てて、片手で押し下げながら反対の手に持った細いマイナスドライバーでクリップを外します。原始的。

3.フォークオイルが抜けたらスプリングとプラグを戻し、逆さにしてフォーク底面のボルトを抜きます。

4.底面ボルトが抜けたら、ふたたびプラグ、カラー、スプリングを抜けば、ダンパーロッドが落ちてきます。

5.ダンパーロッドには樹脂製のピストンリングと小さなスプリングが付いているハズなので、破損しないよう注意して外します。

ダンパーロッド長さ比較ふたつのダンパーロッドを並べてみると、長さの違いが明らか。

測ってませんがたぶん3cmほど違います。

ピストンリングと小さなスプリングを移植して、新しいダンパーロッドをフォークに戻します。

フォークをフルストロークさせた状態のままスプリングだけ戻し、上から抑えながらダンパーロッドの固定ボルトをある程度締めこんでおきます。

スプリングを取り出し、フォークをフルストロークさせてフォークオイルを投入します。

ちなみにスポイト(Amazon)さえあれば油面調整の為のメスシリンダーはいりません。

長めのスポイトの先端、160mmの所にマーキングします。

次に一度フォーク内にスポイトをセットし、大体の先端の位置を覚えておきます。

少しずつオイル缶から直接フォークオイルを投入しながらエア抜きします。

使ったのはヤマハの10番(Amazon)

指定はSAE7.5ですが、海外のサイトを見ても10番以上がデフォのような扱いなので、引き続きこのフォークオイルを使います。

手のひらでフォーク上部を密閉させてフルストロークさせたりひっぱったり。

押しても引いてもコポコポ言わなくなるまでエア抜きしながら、さっき覚えたスポイト先端の位置までオイルを投入します。

フォークオイルは気持ち多めに投入し、スポイトのマーキングとフォーク上端の位置が合うところでフォークオイルを抜けば油面調整は完了です。

油面を安定させるためにひと晩寝かせる方もいますが、しまともはせっかちさんなので適当です。

・・・実際のところ、しまともは油面ナメてます。

多少油面が左右で違っていたり、数ミリの油面の違いなんて、素人はもちろんほとんどのプロも体感は不可能だと思っています。

勝手にそう思い込んでいます。

油面調整が終わったら、スプリング、カラー、トッププラグを清拭してフォークに収めていきます。

フォークをステムブラケットに仮止めして、ダンパーロッド固定ボルトを本締めすれば標準車高化されたフロントフォーク本体の作業は完了です。

さらっと流してますが、この手順で行えばオイルロックピースのセンター出しもできている!・・・ハズ!(※確証はありません)

さて、三又にフォークを戻すわけですが、これまた正確にやろうとすると時間がかかります。

ステムのアンダーブラケットとトップブラケットの平行はすでに出ていると仮定して作業を簡略化します。

アンダーブラケットのフォーククランプボルトだけ仮止めして、アクスルシャフトがスムーズに入る位置で、インナーチューブ上端とトップブラケットが面一になる位置を探します。

見つかったらフォーククランプボルトをアンダー、トップの順で本締めしてしまいます。

スタビライザーをちょっと強めに仮止めしてホイールを取り付けます。

アクスルシャフトは本締め、アクスルクランプボルトは緩んだまま。

フロントタイヤを接地させ負荷がかかるとアウターチューブの平行が出ます。

特にクロモリシャフトは歪みも少なく、精度も高いので少しの負荷でもアウターチューブの平行が出やすいハズ(楽観)

フォークがちょっと沈んだ状態でアクスルクランプボルト、スタビライザーの順でボルトを本締め。

多分これでおっけ。要点は押さえてるはず。

ホイールを空転させてみます。

良く回るなあ・・・ベアリングもそろそろくたびれてきているハズですが、異常の気配はいまのところ出ていません。

さて、ブレーキ等を復元していきます。

伸びた分、ブレーキホースやセンサーケーブルのタイラップ固定位置や遊びの長さの微調整が必要でした。忘れずに実施します。

ここまで触ったことのある個所がちゃんと締まっているかチェック。

ガソリンを入れに行くついでに試走します。

帰宅後、再度規定トルクで各部を締めなおしたり、増し締めして作業は完了です!

あー今日まで長かった。

標準車高化したG650GSうん、フォークの銀色の部分がちゃんと長くなってますね。

スイングアームの垂れ角もやや大きくなっています。

写真だとわかりずらいかもしれませんが、実車を目の前にすると、高くなった分大柄に感じます。

カタログ値ではサスペンションストロークは約140mmから170mm、165mmへ、2.5~3cm増えています。

車高はプラス1cm。

停車時にまたがってバイクを揺すってみます。

前後サスのバランスは良さそうです。

リアのみ車高を上げた状態だと、正直乗る気になれませんでしたが。

ちょっと??なところもあるけどサグもこんなもん。測ってないけど。

改めて乗車感はインプレしますが、市街地をちょっと流した感じではロードスポーツ感は薄れましたが、得体の知れない操りやすさが生まれています。

タイヤを押し付けたりせず流してるだけですがリアの反応が機敏でちょっと楽しい。なんかキツネにつままれている気分。

少し車高も上がり、気持ち見晴らしがよくなりました。

ストロークも30mmと大幅に増え、ちょっぴりトレール感が増しています。

標準車高化したG650GS標準車高仕様のG650GSとの違いは

ヤマハのフォークオイル10番(Amazon)
前後PEO製クロモリアクスルシャフト(素材はクロモリの旧製品)
オーリンズリアサス(Amazon)
・センタースタンド除去。

このくらい。

足回りだけ豪華装備仕様です。前のオーナーさんが付けていたんですけどね。

作業はこれで終了ですが、しばらくバイクに乗れません。

インプレはもうちょっと先になりそうです。

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